JOYRIDE BLOG

日々のいろいろ

ブルクミュラー

ピアノは5歳から始めました。

当時のことはほとんど覚えていないので、先生の名前もレッスン方法も思い出せません。

 

でも保育園児に対して、どんなレッスンをしていたのか、そしてレッスン時以外にどれだけ練習していたのか、当時使っていた楽譜を見るとみえてくるものがあります。

 

母は私が幼少期から使ったピアノの楽譜をすべてとっておいてくれてました。そしてそれぞれの教本の表紙に使い始めと使い終わりの日付が書いてあり、それぞれの練習曲の番号の横にも練習した日付も書いてあります。

 

そして先生の注意書きとして絵がたくさん描いてあるのです。例えば右手を表すときには「箸」が書いてあり、左を表すときには「お茶碗」が書いてあったり、良い指の形を表すときには「カニの足」、悪い指の形を表すときには「蚊の足」が書いてあるのです。

 

ピアノを弾いてる人が聞けば「カニ」と「蚊」の足の形の違い、わかりますよね?(笑)

 

字のまだ読めない保育園児さんには、この絵を書く方法、なかなか効果があると思います。私もマネして書いてます(笑)そんな保育園年長さんから教えている女の子(今、小3)がこのたび、ブルクミュラーを始めることになりました!

 

どんな楽譜が紹介するために、うちにあるブルクミュラーを出して見てみると3冊もありました。私、妹、そして母が使った楽譜のようです。私の楽譜には小2から使い始めたと書いてある!私、結構上達早くない?そうでもない?そして母の使った古い楽譜の価格を見ると定価130円◎1961と書いてあります。やすっ!!

母は体育大学を出ており、その課題でピアノがあったそうです(笑)

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↑母(72歳)のブルクミュラー奥付 

 

楽譜って紙質や、見やすさなどは変化していきますが、曲を構成している音は変わることなく記載されているので、いつの時代の教本でも使えるのですね。ピアニストの角聖子先生の言葉で「楽譜は作曲家からの手紙であり、音符は言葉であり、その音楽(心)を表現することが演奏」という一節があります。

 

作曲家からの手紙、音符は言葉、その言葉ともに、私が使ってきた楽譜には、記載してあるその当時の文字や絵なども、大人になってから深く深く心に響くのです。

 

これからブルクミュラーを始める女の子も、自分の楽譜をいつまでも大切にしてもらえたら嬉しいな、と思います。

 

 

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