合奏クラブの講師を務めて
今年度、子どもの通う小学校の合奏クラブの講師を務めさせて頂きました。
クラブに参加できる児童は4~6年で、合奏クラブに参加してくれたのは11人。
管楽器のある学校ではないので、鍵盤楽器と打楽器で合奏することになりました。使った楽器はアコーディオン、マリンバ、マーチングキーボード、バスマスター、そして大太鼓・小太鼓・シンバル・ボンゴ・トライアングルといった打楽器。
私は吹奏楽経験者ですし、小編成のバンドなどにも参加していますので、子ども達でも取り組みやすい簡単な曲で、いくつかのパート編成の楽譜を準備していたのですが、思いのほか楽譜の読める子が少なくて、、、
当初5つのパートと打楽器で編成を考えていたのですが、パートを3つに減らし、すべてハ長調(inC)に移調し、すべての音に音名を書いた楽譜を作り直しました。打楽器もリズムをなるべく簡単にして、最低2人は同じリズムを刻むような楽譜を作成しました。
3つのパートは旋律、ハモリ、バスと役割の受け持ちを固定させ、3人の6年生にそれぞれ受け持ちを割り振り、最悪3人でも成り立つようにパート割をしました。
このような簡易な物になってしまったのは、なんと言ってもクラブ活動が年に7回しかないこと、3曲くらい完成させて小学校のイベントに参加する、という使命があったからなのです、、、
さらに台風19号の被害の影響があり、イベントが延期されてしまい、本来は曲が仕上がる最後のクラブ活動日の週末が本番ということだったのですが、発表日が1ヶ月先延ばしにされてしまい、その間クラブ活動は無し、という状況。。。
延期が決定した時点で、発表する形にならないかもしれないと参加を断念することも考えていたのですが、子ども達の出たいという要望がとても強く、また管楽器経験者の保護者&関係者のサポートを頂くことが出来て、無事に3曲の発表をすることが出来ました☆
サポートにはフルート、トランペット、サックス、ピアノ、チューバと、これまた3つのパートを振り分け、しっかりした音でそれぞれのパートをサポートしてくれる方々がいてくれたので助かりました。
曲目は『パプリカ』『ハイホー』『優しいあの子』どの曲も子ども達はしっかり暗譜で演奏することが出来て、指揮をしている私の方が感動してしまいました!最後にはみんなからのお礼のお手紙ももらってとても嬉しかったです♫
今年から新設された合奏クラブ。クラブに参加した子には今回の経験で音を合わせる楽しさを味わい、合奏を楽しんでくれたかな。クラブに参加してない子も、私もやってみたいという興味、そして吹奏楽(管楽器)への興味などがここから広がっていけばいいなぁ、と願っています。来年以降もこの合奏クラブ続いていけますように・・・。